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エサレン研究所訪問記

エサレン研究所訪問記

2014年9月4日~14日の間、日本ゲシュタルト療法学会の5周年記念事業で約30名の全国の仲間と一緒にエサレン研究所を訪問し、色々なワークショップを体験した。

esalen_pointhouse_054 / celine nadeau

エサレン研究所は、カリフォルニアのビック・サーとよばれている地域に、マーフィーとプライスによって1962年に開設された。そこは、西洋の心理学と東洋思想を融合したワークショップを行い、人間に秘められた可能性を拓く体験をするための施設として位置づけられた。

 その目的を達成させるために、フレデリック・パールズは1964年に呼ばれて、エサレン研究所に移り住んだ。パールズが住んだ住居は、今も「フリッツ」とよばれてスタッフが住んでいるが、ワークショップをする施設としても利用されている。

パールズはエサレン全体をゲシュタルト共同体と位置づけようとしたらしいが、各種の心理療法やボディーワークを実践する施設となったため、ここを去り、カナダのカウチン湖の岸辺にゲシュタルト村を構想したが実現できずに1970年に亡くなった。

この地域は、カリフォルニアのサンフランシスコから南に200~300kmほど下った太平洋海岸の断崖に沿ってある。ほとんどが赤茶けた土と少しの草がはいつくばっている乾燥地帯である。

エサレン研究所は、その地域を通る国道一号線沿いに、小さな看板が傾き加減に立っており、枝道となっている辺りにひっそりと入口が現れる。枝道は急な坂道ですぐに断崖で行き止まりになる。その短い100m程のスペースの間にエサレン研究所はある。研究所というより、むしろ長期滞在型の合宿所と言う感じである。八王子市の郊外にある大学セミナーハウスをイメージしてもらうと近い感じである。

Esalen Institue / StarMama

エサレン研究所の特徴をいくつか挙げてみる。

○エサレン研究所の名前の由来となっている「エサレン」は、この地域に居住していた先住民の「エサレン族」の名前を残したらしい。
エサレンの地域は国道から断崖までの幅60~70m程の間に、南北1000mぐらいの縦長で、オムレツのような形の一帯である。初日は「広いな~」と思ったが、翌日になると「意外と狭いなー」と思わず漏らしていた。

○エサレンの敷地には草植物が茂り、その草は自然庭園として手入れが行き届いている。芝らしき草は腰が強く歩いてもフカフカで土を感じさせない強さである。また、樹木が豊かで林の公園の中にいるようである。


Esalen's 6th Annual Yoga Festival / brad.coy


Esalen's 6th Annual Yoga Festival / brad.coy


Esalen's 6th Annual Yoga Festival / brad.coy


○中央の事務所センターの隣に続く食堂は24時間オープンしている。お湯と飲み物とパンが置かれて、自由に飲食できるようになっている。
朝昼晩の食事はバイキング方式の原則菜食であり生のまま野菜や果物が出る。調味料は塩と胡椒とヨーグルト、甘味が少ないジャム(多種類)、蜂蜜などである。あとは雑穀のお粥かパスタ類とパンである。
米は東南アジア産の米であり、豆類と同様に煮たものが出る。

○食堂を出て断崖沿いに降りていくと温泉場がある。

Long View of Hot Spring / lewisha1990

ここも24時間出入り自由であり、原則男女混浴、裸体である。温泉場はコンクリートで造られ、瞑想場をイメージさせる雰囲気を醸し出すように設計されており、薄暗い照明で、更衣室とシャワー室、マッサージ室が配置されている。
「沈黙」「静かに」の表示がある。私達は偶然の日程から、満月スーパームーンの光を浴びながら波の音を聞きながら入浴できた。

Woman in Spring / lewisha1990


○宿泊施設は木材で造られており、長屋形式である。一室に3人が居住できる。大きなベットと収納用の箪笥や引き出しが各人用にあり、ロフト形式の二階があり、各自の空間が確保できる工夫がしてある。室内には洗面台とトイレとシャワー室がある。湯沸し器具と湯呑セットはない。
そして、何より嬉しいのは宿泊者一人一人に自室のキーが渡されることである。これは、各自の主体性と自由な生活と行動が保証されていることの表れであろう。

esalen_pointhouse_041 / celine nadeau


田中幸治

(写真は商用無料写真からの掲載)
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Author:gnj
こんにちは、ゲシュタルト療法のワークショップを開催しているNPO法人ゲシュタルトネットワークジャパンです。
ゲシュタルト療法の「今-ここ」の「気づき」は、いきいきと自分らしく生きるエネルギーを活性させます。ひとりひとり違うonly oneの大切な存在である互いを認め合いながら、家庭で、学校で、職場で、地域で、世界中で、つながりあっていく社会を実現したいと思っています。

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